『インサイド・マン』ひっ迫のサスペンス映画9つのあらすじ

『インサイド・マン』ひっ迫のサスペンス映画9つのあらすじ
2006年に公開された『インサイド・マン』は、周到な計画のもと行動する強盗グループと事件解決に向けて行動する警察や凄腕の弁護士のやりとりの他に、様々な人間の思惑が交差するサスペンス映画です。主演はクライヴ・オーウェン。ボーン・アイデンティティで寡黙な殺し屋を演じた彼ですが、今回は銀行強盗のリーダー役で登場します。そして犯人グループと対峙する刑事としてデンゼル・ワシントン、やり手の女弁護士としてジョディ・フォスターが演じています。今回は謎解き要素が盛りだくさんな『インサイド・マン』のあらすじについて紹介したいと思います。



 

『インサイド・マン』
ひっ迫のサスペンス映画9つのあらすじ

 


1.ある男からのメッセージ


この映画はひとつのメッセージから始まります。「私の名前はダルトン・ラッセン。二度も繰り返さない」というセリフから、銀行を襲う完全犯罪を計画したこと、実行する理由などをハムレットの言葉を用いたりして挑発的な内容を話していきます。とても印象的なオープニングです。

 


2.周到な銀行占拠


普段と変わらぬマンハッタン信託銀行。そこに塗装業界に扮した4人の強盗グループが銀行に現れます。彼らは気付かれないよう防犯カメラを破壊し、銀行のドアにチェーンをかけます。警備員が異常に気付いたときにはすでに遅く、銀行は占拠されてしまます。たまたま銀行近くを通った警察が侵入しようとするが、ドアにチェーンがかけられていたため入ることができません。

 


3.名誉挽回のチャンス


NY市警のキース・フレイジャー(デンゼル・ワシントン)と部下のビル・ミッチェル(キウェテル・イジョフォー)はマンハッタン信託銀行にて強盗人質事件が起こった知らせを受けます。以前担当した事件で14万ドルの小切手紛失の濡れ衣を着せられているフレンジャーは仕事でも干されていました。上司にさきほど発生した強盗人質事件を担当するように命じられます。名誉挽回のチャンスが与えられたのです。

 


4.やり手女弁護士の登場


キースとビルが銀行に到着した頃、マンハッタン信託銀行会長のアーサー・ケイスも自ら凄腕として有名な女弁護士マデリーン・ホワイト(ジョディ・フォスター)を手配していました。会長には盗まれては困るものがあるため、警察とは別に解決したい意図があるのです。

 


5.犯人は誰だ


人質をとった犯人グループは全員、鍵と携帯を取り上げ、服も自分たちを同じものに着替えさせます。これによって警察は誰が犯人かわからず、突入することができなくなってしまいました。そんな中、心臓が悪いという一人目の人質が解放されました。その後、何人かの人質が解放され、取り調べを受けることになります。犯人は一体誰なのか。謎解きは続きます。

 


6.犯人の狙い


解放された人質には首には箱がぶら下げていました。爆弾かと現場には緊張感が走るが、箱は爆弾ではなく、ダルトンからのメッセージが書かれていました。そこには逃走用のジャンボ機の手配の要求と銀行に爆弾がしかけているというものでした。警察側も盗聴器をしかけるなど手は打つが、ダルトンに見破られてしまいます。このまま、警察側は何もできないのかとハラハラしてしまいます。

 


7.会長が隠したいもの


マデリーンは一向に変わらない状況にしびれを切らし、犯人と交渉しようとするが、そこでダルトンからアーサーが隠したいものについて知ってしまいます。会長には昔ユダヤ人から多額の資本を奪い、その資本でマンハッタン信託銀行を設立しました。そのときの証拠が銀行の金庫内にある書類とダイヤだったのです。これらの存在が知られてしまうと、会長の悪事はバレてしまいます。

 


8.華麗なる犯人の脱走


ついに突入を決意し、そのときを待っていた矢先、銀行の玄関が爆発。白煙とともに人質が外に出てくるが、犯人と同じ格好をしているため、多くの人質が警察のゴム弾に撃たれて倒れていきます。誰も出てこなくなったところを突入するが、すでに犯人もいない。彼らは人質に紛れて華麗に脱走することに成功したのです。

 


9.想いを託して


ダルトンは銀行人質事件でキースと言葉を交わすうちに、キースの正義感や彼なら指輪に隠された真相を暴いてくれると考え、金庫に指輪を置いていきます。そしてそこには「指輪を追え」というメッセージが。キースはその意図をくみ取り、会長の悪事を暴くため次の行動に移ります。会長の正体を暴けば、キースにとって大きな手柄になります。正義漢の強いキースへダルトンからの粋なプレゼントですね。

 

如何でしょうか。

インサイドマンのあらすじをご紹介しました。この映画は決して派手な銃撃戦や人が死ぬということはありません。は人と警察の攻防戦。そしてそれぞれの思惑とは一体なんなのか。ストーリーが進むにつれて見えてくる犯人グループの目的と手口。最後まで緊張感を漂わせ、先が知りたいと思わせる『インサイド・マン』はぜひ見ておきたいサスペンス映画のひとつです。この記事を読んで少しでも興味を持っていただければ幸いです。

 

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まとめ

『インサイド・マン』
ひっ迫のサスペンス映画9つのあらすじ

1.ある男からのメッセージ
2.周到な銀行占拠
3.名誉挽回のチャンス
4.やり手女弁護士の登場
5.犯人は誰だ
6.犯人の狙い
7.会長が隠したいもの
8.華麗なる犯人の逃亡
9.想いを託して