『7つの贈り物』必ず押さえたい!9つの見所

『7つの贈り物』必ず押さえたい!9つの見所
「7つの贈り物」(原題: Seven Pounds)は、2008年アメリカで公開された映画。監督は「リメンバー・ミー」「幸せのちから」で知られるガブリエレ・ムッチーノです。日本では2009年2月に公開され、多くの人を感動の渦に巻き込んだヒューマンドラマです。公開時のキャッチコピーは、「神は、7日間で世界を創造した。僕は、7秒間で、人生を叩き壊した。」なんだかテーマが深そうですね。さて今回は、そんな「7つの贈り物」が気になる!見てみたい!どんな映画か知りたい!という皆さんのために、押さえておきたい9つの見所をご紹介。以下、ネタバレとなりますが、ぜひ参考にしてみてください。



 

『7つの贈り物』
必ず押さえたい!9つの見所

 


その1:主人公ティムが、自動車事故で人を死なせてしまう


「7つの贈り物」というあたたかみのあるタイトルのわりには、結構衝撃的なシーンから始まります。ウィル・スミス演じる主人公のティム・トーマスは、運転中に携帯電話に気を取られて大規模な事故を起こしてしまいます。そして、周囲にいた見知らぬ6人と、妻であるサラが事故の犠牲に。

ちょっとした油断から6人もの命を奪ってしまったティムは、あることを決意します。それは、自分が犯した罪を償うために、「7つの贈り物」をすること。一生懸命に生きているにもかかわらず、努力が報われなかったり、つらい思いをしていたりする人や、誰にも見られていないのに善行をしている人を探して、自分の体や財産を分け与えたい。そんな想いで、「7つの贈り物」はスタートします。

 


その2:病気の弟に肺を贈る


ティムの弟のベンは国税局の職員ですが、実は病を患っています。そこでティムは、自分の肺の片方をベンに提供します。こうしてティムは、自分自身の臓器をひとつずつ他人に提供することで、罪滅ぼしを進めていくのです。

 


その3:肝臓をチャイルド・サービスで働く女性に贈る


ベンに肺を提供した6か月後、ティムはチャイルド・サービス(児童福祉施設)で働くホリーに提供します。これも、身を挺して社会貢献するホリーの人柄に共感してのこと。自分の身体の一部が他人の人生を永遠に変える、大切な贈り物のひとつになっています。

 


その4:アイスホッケーのコーチに腎臓を贈る


ホリーに肝臓を提供した後も、ティムの贈り物は続きます。3つ目の贈り物の相手は、アイスホッケーチームのコーチを務めるジョージ。彼もまた病気を抱えていたため、ティムはジョージに腎臓を提供します。

 


その5:白血病の少年に骨髄を贈る


白血病という重い病気を抱えた少年にティムが提供したのは、骨髄。閉ざされてしまうところだった少年の未来を開きます。なかなかドナーのマッチングが難しいといわれている骨髄の移植によって、この少年もまた救われます。

 


その6:DVを受けるコニーに住宅を贈る


これまで自分の体の一部を贈り物にしてきたティムでしたが、かつて妻と住んでいた住宅も贈り物にします。相手は、彼氏からの暴力におびえるコニー。肝臓を提供したホリーに「誰か困っている人はいないか?」と尋ねたところ、紹介された女性です。コニーと彼女の2人の子どもを自分の豪邸に住まわせると、自分はモーテルに引っ越します。

この時、ペットの「ハブクラゲ」が一緒に引っ越しますが、ラストシーンではこのクラゲが大きなカギを握ることとなります。

 


その7:盲目のピアニストに眼球を贈る


ここから先、ティムはかなり強引な手段に出ます。あろうことか、弟のベンの資格証明書を盗み、国税局のデータベースに侵入して次の贈り物の相手を探すのです。ある条件を満たす人物を検索し、接触をはかります。1人は、盲目でピアノを弾くセールスマンのエズラ。ここでティムは、エズラが自らの贈り物の相手にふさわしいかどうかのテストをします。その方法は、顧客になりすまして彼に電話をし、わざと目が見えないことを侮辱するというもの。「怒りやすい人間かどうか」を見極めるための行動です。

しかしエズラは、どんなに侮辱されても怒ることなく、穏やかに対応を続けたため、ティムはエズラに眼球を提供することを決めます。

 


その8:出会った女性と恋に落ちて…


7つの贈り物もいよいよ最後。次に出会ったのは、心臓病を持つエミリーでした。当初は「信頼できる相手かどうか?」と互いにけん制しあうエミリーとティムでしたが、庭の草刈りをしたり、草原でデートをしたりするうちに惹かれあい、次第に愛し合うようになります。

 


その9:最後の贈り物は…心臓!


しかし、医師から彼女の心臓移植手術の成功の可能性は5%と告げられ、ティムは自分の心臓を贈ることを決意します。心臓を贈るために選んだ方法は、クラゲの毒。ペットとして飼っていたクラゲを浴槽に放つのです。

 

如何でしょうか。

『7つの贈り物』必ず押さえたい!9つのあらすじをご紹介しました。時系列をあえて前後させた構成や、やりすぎでは?と思うような主人公の行動に賛否両論があったようですが、口コミでいずれも挙げられているのが、「最後は涙なしには見られなかった」という感動の声。ウィル・スミスの迫真の演技も評価が高く、見る価値はありそうです。興味のある方はぜひ、一度見てみてはいかがでしょうか。

 

まとめ

『7つの贈り物』
必ず押さえたい!9つの見所

その1:主人公ティムが、自動車事故で人を死なせてしまう
その2:病気の弟に肺を贈る
その3:肝臓をチャイルド・サービスで働く女性に贈る
その4:アイスホッケーのコーチに腎臓を贈る
その5:白血病の少年に骨髄を贈る
その6:DVを受けるコニーに住宅を贈る
その7:盲目のピアニストに眼球を贈る
その8:出会った女性と恋に落ちて…
その9:最後の贈り物は…心臓!