『インサイド・マン』登場俳優たちにまつわる9つの裏話

『インサイド・マン』登場俳優たちにまつわる9つの裏話
2006年に公開された『インサイド・マン』は、銀行に人質を取って立てこもり、周到な計画のもと行動する強盗グループと事件解決に向けて行動する警察や凄腕の弁護士のやりとりの他に、様々な人間の思惑が交差する内容で、謎解きが大好きな人にとってたまらない映画だと思います。

緊張感漂う作中では、それぞれの俳優、女優の演技がとても重要になっています。配役の決める際の秘話や彼らの素顔について今回は紹介したいと思います。



 

『インサイド・マン』
登場俳優たちにまつわる9つの裏話

 


1.熱烈なアタック


やり手女弁護士役を演じたジョディ・フォスター。『羊たちの沈黙』『パニック・ルーム』など数々のヒット作品に出演していますので、ご存じの方も多いと思います。今回の『インサイド・マン』では、監督であるスパイス・リーがジョディの出演を強く望み、わざわざジョディに合わせてスケジュールを空けたそうです。ここまで熱望されるなんて、ジョディのすごさがわかりますね。

 


2.ラッキーレディー?


数々のヒット作品の出演をしているジョディですが、大女優への道には彼女の持つ強運がとても関係していたのかもしれません。『羊たちの沈黙』ではクラリス捜査官を演じましたが、始めからジョディに打診があったわけではありませんでした。また、『マーヴェリック』も同様に始めは別の女優に声がかかったそうです。しかし、スケジュールや出演料などの問題からジョディに役が回ってきました。ラッキーガールならぬラッキーレディーですね。

 


3.映画を観させてもらえなかった?


キース・フレイジャー役を演じたデンゼル・ワシントン。今ではアメリカ映画界で欠かせない俳優のひとりです。そんな彼ですが、実は子どもの頃は映画を観ることを禁止されていました。当時素行の悪かったデンゼルの母親は暴力的な表現や状況から遠ざけたかったそうです。俳優を目指す人は子どもの頃から映画好きの人も多いので、これは意外ですね。

 


4.かけがえのない黒人俳優


人種差別を背景に、多くの黒人俳優は端役の悪党やコメデ、エンタテイナーなどの出演ばかりでした。そんな中デンゼル・ワシントンはそのような役以外を長年に渡り演じているというのはとてもすごいことです。2002年にはアフリカ系アメリカ人ではシドニー・ポワチエに続いて2人目となるアカデミー主演男優賞を受賞しました。彼はこれからも黒人俳優として新しい道を切り開いていくでしょう。

 


5.謙虚の秘訣


2回もアカデミー賞に輝いている他、様々な男優賞を受賞しているデンゼル・ワシントンですが、彼は自分のことを普通の男と言い、決して驕ることなくいます。デンゼルは大学卒業後の進路を考える際に牧師になろうかと考えるほど、敬虔なクリスチャンであり、日ごろからも祈りと瞑想をしているそうです。それが、彼がどんなに多くの賞を取ろうとも謙虚さを忘れない秘訣かもしれませんね。

 


6.まだまだ現役!


様々な役をこなし性格俳優としても名高いクリストファー・プラマーは1929年生まれ。60年以上も活動しているベテランですが、まだまだ演技は衰えることを知りません。最近の映画でもその演技力のすばらしさからアカデミー賞助演男優賞にノミネートされ、2011年にはアカデミー賞助演男優賞を受賞しました。当時82歳でしたが、これは演技部門の受賞者では最高齢です。

 


7.名脇役と言えばこの人


『インサイド・マン』では警部役を演じたウィレム・デフォー。他の作品でも主役ではないものの、その役の存在感を充分に示してくれます。普通の役から吸血鬼などちょっと変わった役まで幅広くこなす彼は名脇役のひとりと言っても過言ではないでしょう。『白い刻印』や『スパイダーマン』シリーズなど、有名作品に出演していますので、チェックしてみましょう。

 


8.日本に馴染みあり


名脇役として知られるウィレムですが、実は日本にちょっとだけ馴染みがあるのです。映画の告知で来日はもちろん、なんど、マツダのテレビCMに出演していた時期があったのです。カペラワゴンのCMで、キャッチコピーは「父を休み日」。一気に親近感が湧きますね。

 


9.次世代の大物俳優になるかも?


相棒刑事役を演じたキウェテル・イジョフォーは正統派俳優で年々活躍の場を広げている俳優のひとりです。13歳から演技を学んでいるので、あの演技力も納得です。映画の出演も増えていますが、演劇も昔から活動に力を入れており、2008年には大英帝国勲章を授与しました。これを機に他の出演作品もチェックしたいところですね。

 

如何でしょうか。

それぞれ個性の強い俳優、女優が集まった『インサイド・マン』でしたが、彼らを知れば他の出演作品も気になるところ。この記事を読んで、彼らに興味を持っていただければ幸いです。

 

☆おすすめ映画☆
・白い刻印
・スパイダーマン
・マーヴェリック
・羊たちの沈黙
・トレーニングデイ

 

まとめ

『インサイド・マン』
登場俳優たちにまつわる9つの裏話

1.熱烈なアタック
2.ラッキーレディー?
3.映画を観させてもらえなかった?
4.かけがえのない黒人俳優
5.謙虚の秘訣
6.まだまだ現役!
7.名脇役と言えばこの人
8.日本に馴染みあり
9.次世代の大物俳優になるかも?