『ノッティングヒルの恋人』主人公になりきる!7つのロケ地

『ノッティングヒルの恋人』主人公になりきる!7つのロケ地
1999年に制作され今なお高い人気を維持し続けているロマンティックコメディ映画「ノッティングヒルの恋人」。世代を越えて愛されるこの映画は、あの不朽の名作映画「ローマの休日」にインスパイアされたとも話題になりました。

「ノッティング・ヒルの恋人」はロンドン西部に住むしがない本屋の主人ウィリアム(ヒュー・グラント)とその本屋に偶然立ち寄ったハリウッドの大女優アナ(ジュリア・ロバーツ)との切なくも温かいラブストーリーです。イギリス特有のユーモアも満載のこの映画では、映画内に登場するロンドンの風景や街並み、小物などもとても魅力的です。そこで今回は誰でも「ノッティングヒルの恋人」の主人公になれる7つのロケ地についてご紹介します。以下、ネタバレも含みますが、ぜひ参考にしてみてください。



 

『ノッティングヒルの恋人』
主人公になりきる!7つのロケ地

 


その1:ロンドン西部ノッティングヒル


タイトルにもあるように全ての舞台であるノッティングヒルはウェストロンドンにある高級住宅地です。ここには高級住宅地の名に恥じぬ洗練された建物が数多く並びます。またブティックやレストランも豊富にあり、訪れる多くの観光客を満足させています。また、毎年8月には、世界的に有名なカーニバルも行われており、たくさんの人がこの街を訪れています。

 


その2:ポートベロー・ロード


映画の中でも全編通してたびたび登場するマーケット通りであるポートベロー・ロード。こちらにはアンティークを中心にお洒落な古着や雑貨などのショップが数多く並びます。週末にもなると路面店も出現し、人の賑わいで歩くのも大変なほどになります。毎週3万人以上も訪れると言われる大人気なマーケット通りですが、傷心したウィリアムが孤独に歩く印象的なあのシーン、真似してみてはいかがでしょうか。

 


その3:トラベル・ブック・カンパニー


ウィリアムの小さな本屋さん「トラベル・ブック・カンパニー」として使用されたのは、アジアンテイストの家具を中心に取り扱っているアンティーク家具屋さん「Gong」です。その近くには本屋のモデルとなった旅行専門書店「ザ・トラベル・ブックショップ」もあります。この本屋さん、スマートフォンなどデジタル化の煽りを受け、経済状況が悪化とのことで、現在では閉店の噂もあるとのことですが・・。旅行専門書店という数少ない需要も影響しているのかも知れませんが、閉店される前にぜひ足を運んでみてください。

 


その4:ウィリアムの自宅


先にご紹介した「Gong」からポートベロー・ロードを北に進むと、アンとウィリアムがぶつかって物語が始まったあの交差点が見つかります。そのすぐ側には、ウィリアムの住んでいた家があります。当時脚本家リチャード・カーティスの持ち家でしたが、撮影直後に売却し、新たな家主さんのものとなりました。しかし、映画公開直後から人が殺到するあまりの人気に、困った家主さんはあの有名なブルーのドアをオークションに出品し売却してしまいます。現在では黒いドアに白い支柱となっていますが、周りの雰囲気や土地柄からもウィリアムの生活を感じることができるかも知れません。

 


その5:リッツホテル・ロンドン


入口には赤い電話ボックスがあり、レンガ造りが印象的なホテル・リッツ。ここはアナが新作映画のプロモーションのために滞在したホテルとして使われていました。このリッツホテルはロンドンを代表する5つ星ホテルで、100年以上の歴史を持つ老舗のホテルです。これまでにも多くの貴族や著名人が利用したことでも有名で、豪華な内装や行き届いたサービスの数々が評価されています。しかも、午前11時以降のレストランやバーにはドレスコードがあり、宿泊客や外部のお客さんも含め、これに反している人は入場を拒否されるほど、徹底した雰囲気作りに努めています。外観を見るだけでもとてもロンドンらしい、高級感のある佇まいのホテルです。

 


その6:ケンウッド・ハウス


イギリスの美術館でもあるケンウッド・ハウスは、アナが新作映画のロケで撮影しているところにウィリアムが登場するシーンに使われていました。第一級指定建築物に認定されている由緒ある屋敷で、建物の中は有名な絵画などが展示されており、毎年夏には野外コンサートが行われる広大な庭園と繋がっています。白い壁と坂になった芝生は一体感があり、天気の良い日には行きたくなるような開放的な人気スポットの一つです。

 


その7:ロズミード・ガーデンズ


日本人には馴染みが薄いですが、イギリスの高級な住宅地の裏側には、プライベートガーデンと呼ばれるそこの周囲に住む住民たち共有のお庭があります。映画の中でアナとウィリアムが忍び込んだ公園のような場所は、ロズミード・ガーデンズというまさにプライベートガーデンでした。ロズミード・ガーデンズはポートベロー・ロードからすぐの住宅街にあります。入口には鍵がかかっており、鍵を持っている人しか入れないお庭ですので、忍び込んで怒られないように外から覗くだけにしましょう。

 

如何でしたか。

映画の中にはまだまだたくさんの素敵な場所が出てきますが、今回は有名でいて、また読者のみなさんにも訪れやすいスポットを選んでみました。日本からイギリスは距離もあり、なかなか簡単には行けませんが、その分訪れたときには十二分に満喫したいものです。イギリスにはその他の映画のロケ地もたくさんありますが、今回の記事を参考にして頂き、あなただけの「ノッティングヒルの恋人」ツアーを組んでみるのも楽しいかもしれません。

 

まとめ

『ノッティングヒルの恋人』
主人公になりきる!7つのロケ地

その1:ロンドン西部ノッティングヒル
その2:ポートベロー・ロード
その3:トラベル・ブック・カンパニー
その4:ウィリアムの自宅
その5:リッツホテル・ロンドン
その6:ケンウッド・ハウス
その7:ロズミード・ガーデンズ