2002年のアメリカ映画「フォーン・ブース」。電話ボックスを一種の密室に仕立て上げた脚本とリアルタイムで進行する演出が話題になりました。監督は「セント・エルモス・ファイアー」「オペラ座の怪人」のジョエル・シュマッカー。脚本は少々癖のある映画監督としても知られるラリー・コーエンです。
「フォーン・ブース」はひたすら電話ボックスを舞台に繰り広げられるサスペンス映画です。いつも使う電話ボックスにかかってきた電話に出たことで主人公は命の危険にさらされます。何が起きているのか、目的は何なのか、一切わからないまま周囲も巻き込んで大事件になっていきます。脚本と演出と俳優たちの演技の3拍子揃った手に汗握るこの作品、素晴らしい演技を見せてくれる俳優たちにまつわる9つの裏話をご紹介します。ネタバレありでご覧ください。