『パニック・ルーム』密室空間の恐怖体験炸裂!9つのあらすじ

『パニック・ルーム』密室空間の恐怖体験炸裂!9つのあらすじ
『パニック・ルーム』は、2002年に公開された、鬼才デビッド・フィンチャー監督のサスペンス映画。避難用小部屋であるパニックルームを舞台に、侵入者たちに挑む母と娘の奮闘がスリリングに展開されます。必死に娘のために立ち向かう母親役を演じるのは、ジョディーフォスター。92年に公開された「羊たちの沈黙」以来の待望のサスペンス映画主演で、その気迫ある母親役はデビッド・フィンチャー監督のストーリーと相まって見るものを釘づけにします!

外部からの侵入者を完全に遮断するパニックルーム。そこでの極限下における心理戦、突如爆発する暴力、クライマックスに向って息つく間もなく展開される『パニック・ルーム』の見逃せないあらすじをご紹介します。密室という限られた空間でのスリルとサスペンスを存分にお楽しみいただけますように。



 

『パニック・ルーム』
密室空間の恐怖体験炸裂!9つのあらすじ

 


1.新しい生活を始める母と娘


夫と離婚したメグ・アルトマン(ジョディー・フォスター)は、娘のサラと共に暮らすマンハッタンの家へ引っ越し新たな生活を始めます。その家こそ、鋼鉄製の開閉ドアが備わる隠し部屋”パニック・ルーム”がある珍しい物件。豪邸ともいえる設備が万全なその家は、以前は富豪が住んでいたものでした。引っ越しも無事終わったその夜、メグとサラはこれからの生活を夢見ながら眠りにつきます。悲劇が起ころうとしているのも知らず・・・。

 


2.パニックルームに隠された秘密


その家の前の所有者は金融界の大富豪。遺産相続争いで、財産の半分の隠し場所が不明なまま亡くなっていました。実はその遺産の隠し場所こそ、“パニック・ルーム”だったのです。遺族の一人であり、資産配分に納得いかないジュニアは、そのパニックルームの設計者でもあるバーナムをそそのかし、助っ人として素性をよく知らないラウールを連れて、その家に忍び込みます。“パニックルーム”に残された遺産の半分を盗むために。

 


3.予期せぬ状況


空家だと思って押し入ったジュニアたち3人は、サラとメグが眠っている予期せぬ状況に、激しく動揺します。住む人がいるなら、計画を中止しようとパーナムが言い出すのです。遺産を狙う3人の意見は噛合わず揉め始めます。そんな異変に気が付いたメグは、監視モニターに映る彼らの姿を見つけます。眠っているサラを抱きかかえ逃げようと試みるメグ。しかし3人に気づかれてしまい、追い込まれていくメグたち母娘は、間一髪で“パニックルーム”へと駆け込みむのです。

 


4.通じない電話


メグは室内での電話を使って警察への通報を試みますが、この部屋の回線は未接続の状態で使えません。それでも屋内のマイクを通して、警察に通報したと侵入者達に出て行くよう警告します。しかし、電話が通じないことを知っているバーナムは、逆に出ていけとモニター越しに脅迫してきます。そして、設計者でもあるバーナムは“パニックルーム”が外からは開けることができない密室であることを仲間たちへ知らせ、頭を抱えるのです。

 


5.パニックルームでの攻防


網鉄のフレームと2tのコンクリートで固められたパニックルーム。外壁を壊そうと必死に破壊しはじめるジュニアたちですが、埒が明かない状況に猛り狂い、とうとう換気口から部屋にガスを送り込む手に出ます。ガスの匂いに気が付いたメグは、必死にふさごうと抵抗しますが上手くいきません。焦るメグ・・・。充満していくガスの中、メグは危険な賭けに出ます。備え付けの防火布で娘のサラを巻き、着火器具を換気口に突っ込み火を付けるのです。

 


6.メグの反撃


バーナーの火花はガスの通り道である換気口を通って炎となり、外にいるジュニアに大やけどを負わせ思いがけない混乱を引き起こします。やけどをおったジュニアはもう止めたいといい始め、混乱状態のラウールに突然、射殺されてしまいます!侵入者たちが揉め合っている間、メグは電話の主回線と部屋の電話器をつなぎ、必死に警察に助けを求めます。しかし最後まで話せぬまま切れてしまい、最後の切り札、別れた夫スティーブンへと電話で助けを求めます。

 


7.サラの病い


危機を脱したメグでしたが、娘の身体の急変に再び窮地に追い込まれます。娘のサラは糖尿病を患っていたのです。インシュリンを注射しないと娘の命が危ないのに、注射器は娘の部屋。対立しあう侵入者たちの隙をみて“パニックルーム”を抜け出すことを決心します。注射器が置いてある娘の部屋へ必死に向かうメグ。しかし、監視カメラの映像でバーナムに気づかれてしまいます!部屋には娘のサラが残されたままなのに。

 


8.遺産を手にして


今だとばかりに、バーナムとラウールはメグと揉め合いながらも“パニックルーム”に入り込みます。床下の金庫を開け、銀行債2200万ドル分を見つけ、遺産を手にするるバーナムたち。その時、玄関には警察官が現れます。それは、助けに来た別れた夫スティーブンが痛めつけられながらも呼んだ警察官でした。しかし、サラを人質に逃げようと考える2人に、メグは逆らえず、巡査に誤報だったと伝えに行くしかありませんでした。

 


9.部屋の外で待ち構えるメグ


意を決したメグは、ハンマーで監視カメラを壊し、彼らが“パニックルーム”から出てくるのを待ち構えます。サラを連れて部屋から出て来たバーナムとラウールに、動けないながらも銃を向けるスティーブン。メグに襲い掛かり彼女を殺そうとするラウール、その残虐ぶりに我慢できないバーナムがとった行動は・・・。こうして、メグとサラは思いもがけない助けによって、救われていくのです。

 

『パニックルーム』の9つのあらすじ、いかがでしたか。

ホラー系サスペンスだと思われがちな作品ですが、母娘の愛も描かれていたりと、みどころ満載です。ジョディーフォスターの迫真に迫る演技。デビッド・フィンチャーの細部までのこだわり。サスペンスが苦手な方にもおすすめしたい映画です。

 

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・フライトプラン
・モーテル
・ロスト・アイズ
・パニック・イン・スタジアム
・ホームローン

 

まとめ


『パニック・ルーム』
密室空間の恐怖体験炸裂!9つのあらすじ

1.新しい生活を始める母と娘
2.隠された秘密
3.予期せぬ状況
4.通じない電話
5.パニックルームでの攻防
6.メグの反撃
7.サラの病い
8.遺産を手にして
9.部屋の外で待ち構えるメグ