『セクレタリー』変態系シンデレラストーリー!9つのあらすじ

『セクレタリー』変態系シンデレラストーリー!9つのあらすじ
2002年に公開された『セクレタリー』は〇ディストにより徐々に〇ゾヒストの素質が開花され、それに溺れていく主人公の恋愛を描いたラブ・コメディです。S・Mと聞くと〇ロティックで過激な内容を想像しがちですが、この映画はそれをポップに仕上げ、アメリカ中で人気を博しました。興味があるけどちょっと見るのを悩んでいるという方やどんな内容か知りたい方のために、あらすじを紹介したいと思います。

※以下ネタバレがあります。



 

『セクレタリー』
変態系シンデレラストーリー!9つのあらすじ

 


1.冴えない主人公


この作品の主人公リー・ホロウェイ(マギー・ギレンホール)は家庭環境が悪いせいか自傷癖があり、内向的でボーイフレンドもいない冴えない女性。自傷癖が母親に見つかり精神病院に入れられており、映画では妹の結婚式に出席するために退院したところから始まります。しかし、仲の悪い両親が喧嘩を始めるたびにストレスを感じ、自分の部屋にある可愛らしい小箱に入った自傷グッズで自分を再び傷つけてしまいます。

 


2.自分を変えるために


リーの部屋はラベンダー色を基調として可愛らしい柄の壁紙やレースで飾り付けられており、彼女にはまだまだ少女の部分がたくさんあることがわかります。このままじゃダメだと、自分を変えるためコミュニティカレッジでタイピングを学び、それを頼りに就職活動を始めます。

 


3.理解不能な上司


リーはグレイ法律事務所が秘書を募集していることを知り、面接に向かいます。胡蝶蘭が飾られているスペースやダークな壁紙、そして泣きながら事務所を去っていく女性。普通とはどこか違う雰囲気の事務所ではボスであるエドワード・グレイ(ジェームズ・スペンダー)が待っていました。彼は面接で「妊娠はしていないか?」「妊娠の予定はないか?」と執拗に聞いてきます。そしてリーに対し「今まで面接した人の中で最高点だ」と告げ、彼女を採用したのです。

 


4.変わりゆくリー


彼女に与えられた仕事は受付やお茶くみなど雑用全般と書類のタイプ清書でした。グレイはリーのタイプミスを注意するだけではなく、ださい服装やリーの癖までも厳しく口を出します。リーはそれに従順に応え、ださくて冴えなかった彼女は次第にエレガントな女性へと変化していきます。また、妹の結婚式で知り合ったピーター(ジェレミー・デイヴィス)と交際を始めるなど、充実した日々を送っていました。

 


5.アメとムチ


リーとピーターのデートを見たグレイは次の日からリーに厳しく当たります。自分が仕事を出来ないとわかっていつつも、強く責められたリーはストレスを感じ、事務所に自傷グッズが入った箱を持ち込んで自傷してしまいます。その場面をグレイは見てしまい、リーに自傷行為をやめるよう優しく語りかけます。その優しさにリーは惹かれはじめます。

 


6.快楽から恋愛へ


ある日、仕事でまたしてもミスをしてしまったリーにグレイは自室に彼女を呼び、机に両膝をつけお尻を突き出させます。そして彼女のお尻を何度も叩く“お仕置き”をしました。その後もミスをする度に理不尽な“お仕置き”をされるリーですが、彼女はそこに快楽を感じ、もっと“お仕置き”を望むようになっていきます。また、グレイに対する気持ちにも目覚め、その気持ちを燃え上がらせていきます。

 


7.愛ゆえの遠ざけ


“お仕置き”続いたある日、リーは突如秘書をクビになってしまいます。自分はもう用済みなのかと悲しむリーですが、グレイはリーのことを嫌いになったわけでも飽きたわけでもなく、本当は愛し始めていました。しかし、自分の〇ディストの部分やリーを受け入れる勇気がなく、彼女を拒絶してしまったのです。両想いなのに、すれ違う二人。グレイはリーを忘れることにします。

 


8.花嫁の逃亡


グレイからの“お仕置き”がなくなり落ち込むリーは、ピーターからプロポーズを申し込まれます。リーはそれを受け、二人は婚約。しかし、結婚式直前になりグレイのことを諦めきれないリーはウェディングドレスのままグレイ法律事務所に走ります。そしてグレイが迎えにくるまでデスクから一歩も動かないことを決めます。その行動に家族やピーターが説得、ついには警察が出動する始末に。

 


9.待ちに待ったハッピーエンド


周りの説得の甲斐もなく、リーは断固としてデスクから動こうとはしませんでした。3日間動かなかった彼女の強い意思を感じたグレイは全てを受け入れる決意をし、リーを王子の如く連れ去ります。〇ディストな弁護士と〇ゾヒストを開花した秘書は最後の最後に本当の愛を手に入れたのでした。

 

如何でしょうか。

S・M映画かと思いきや、実は素直になれずにすれ違ってしまう純愛ストーリーの映画だったのではないでしょうか。また、自分に自信がなく冴えないリーが徐々に気持ちを変化していく過程は興味深く、この映画に惹かれる要因の一つだと思います。簡単ではありますが、『セクレタリー』9つのあらすじを紹介しました。この記事を読んで、見てみようという気持ちになっていただけることを願っています。

 

☆おすすめの映画☆
・毛皮のエロス
・愛の嵐
・アメリカン・パイ
・マイ・ビューティフル・ランドレット
・ダークナイト

 

まとめ

『セクレタリー』
変態系シンデレラストーリー!9つのあらすじ

1.冴えない主人公
2.自分を変えるために
3.理解不能な上司
4.変わりゆくリー
5.アメとムチ
6.快楽から恋愛へ
7.愛ゆえの遠ざけ
8.逃亡した花嫁
9.待ちに待ったハッピーエンド