『ウォーターホース』9つのあらすじ、心温まるファンタジー映画

『ウォーターホース』9つのあらすじ、心温まるファンタジー映画
「ウォーターホース」は2007年に制作されたアメリカ映画です。「ロード・オブ・ザ・リング」の制作スタッフが集い、「ベイブ」の原作者でもあるディック・キング=スミスの原作を映画化しました。舞台はスコットランド北部に位置するロッホ・ネス。そう、あのネッシーで有名なネス湖です。今なおその存在の真偽が議論されているネッシーがそもそも何故こんなに有名になったのか。その理由が語られている映画なのです。

ウォーターホースとはもともとケルトの伝説にでてくる水魔のことです。不思議な生き物と友達になった少年は、その生き物がウォーターホースだと知ります。けれど時代は第2次世界大戦中。本当の友人になった1人と1匹に、大人たちの都合が降りかかります。美しい自然に囲まれたネス湖で何が起こったのか。これから「ウォーターホース」のあらすじをご紹介します。ネタバレを含みますがどうぞお楽しみください。



 

『ウォーターホース』
9つのあらすじ、心温まるファンタジー映画

 


その1:はじまり


現代のスコットランド。観光客のカップルがパブで話をしています。ネッシーの写真を見て「こんなの嘘だ」と話す2人に、側にいた老人が「その写真は捏造だよ」と言います。驚くカップルに老人は真実の物語を話しはじめます。

 


その2:出会い


舞台は1942年のスコットランドにうつります。ネス湖のほとりの静かで美しい村に母と姉とともに暮らすアンガス。戦地に行ったきり会えなくなった大好きなお父さんを想って、アンガスはとても寂しい日々を送っていました。ある日岸辺で不思議な石を拾いますが、中から出てきたのは不思議な生き物でした。クルーソーと名付けて可愛がるアンガスですが、クルーソーは日に日に大きくなっていきます。

 


その3:イギリス軍とルイス・モーブリー


ある日屋敷にイギリス軍がやってきて、ドイツの潜水艦を監視するために屋敷に駐留すると言います。屋敷には将校が、庭には兵士が野営し、しかも母がやとった新しい下働きのルイスまでやってきます。ルイスは、アンガスにとってお父さんとの大切な思い出の場所でありクルーソーの隠し場所でもある小屋を、作業場にすると言いだします。

 


その4:やんちゃっ子


誰にも秘密でクルーソーを育てるアンガスですが、どんどん大きく活発になるクルーソーを隠しきれず、姉とルイスに見つかってしまいます。クルーソーは自分の大切な友達だと訴えるアンガスに2人は秘密を守ってくれることになります。ルイスはクルーソーはウォーターホースだとアンガスに言います。この世にいつも1匹だけしかいない不思議な生き物なのだと。

 


その5:本当の友達


大きくなりすぎて大騒ぎを起こすクルーソー。もう屋敷では飼えないとネス湖に放すことになります。アンガスに友達がいないことを心配した母のアンは、アンガスに軍隊の見習いをさせることにします。訓練を受けたり雑用をこなしたりしながらも、暇を見つけては湖へと向かうアンガス。巨大な姿に成長したクルーソーはアンガスを背に乗せて水中を探検させてくれます。水を怖がっていたアンガスもすっかり楽しくなり、この事を姉やルイスに話します。アンガスの楽しげな笑い声にアンはルイスに礼を言います。父親が戦死してからはじめてだと。

 


その6:写真


ある日村人がネス湖に釣りにやってきます。そこでクルーソーにでくわしてしまう村人たち。この不思議な怪物のことを宣伝すれば、戦争が終わった頃にはたくさんの客が村にやってくるだろうと考えた村人は、それらしい写真を捏造することを思いつきます。それこそが後世真贋論争を巻き起こした例の写真でした。それはやがて軍も巻き込んだ怪物退治へと発展していきます。

 


その7:砲撃


一方ハミルトン大尉は軍の成果を母と姉とアンガスに見せてくれます。それは潜水艦撃沈のための大砲と、海に逃げられないように設置されたネットでした。実際の砲撃を始めようとする大尉と止めようとするアンガス。夜になってクルーソーを心配したアンガスがルイスと湖に行った時、クルーソーはアンガスをも攻撃してくるほど怒っていました。

 


その8:海へ


怪物騒ぎは大きくなり、軍にも噂が届きます。捜索を始めた兵士の1人が水中で何かを見て、それを敵の潜水艦として報告します。攻撃命令が出されたことも知らずアンガスは湖に行っていました。前回の砲撃に怒って兵士を襲うクルーソーと止めようとするアンガス。クルーソーは潜水艦などではなくウォーターホースなのだと言うアンガスを信じない母の目の前で、クルーソーはアンガスを背に乗せて泳ぎだします。砲撃中止の無線が通じないままクルーソーへの攻撃が始まり、逃げまどうクルーソーと懸命に助けようとするアンガス。そしてアンガスはクルーソーに別れを告げ、対潜水艦用のネットを飛び越えて海へとクルーソーを送り出します。

 


その9:そしてはじまり


再び現代。それきりクルーソーの姿を見た者はいない、と老人は長い話を終わらせます。「おじいさんは誰?」の問いに「わしがアンガスだよ」と答える老人。そして老人の話も終わった頃、湖のほとりで1人の少年が不思議な卵を見つけるのです。

 

いかがでしたか。

以上がウォーターホースのあらすじになります。子どもだけが持っているどんなものとも友達になれる力と、スコットランドという土地の持つ不思議な力が、見事に融合した作品です。是非ご家族でご覧ください。子どもさんが大喜びすること間違いなしですよ。

 

☆おすすめ映画☆
・E.T.
・ヒックとドラゴン
・ベイブ
・グース
・フリー・ウィリー

 

まとめ

『ウォーターホース』
9つのあらすじ、心温まるファンタジー映画

その1:はじまり
その2:出会い
その3:イギリス軍とルイス・モーブリー
その4:やんちゃっ子
その5:本当の友達
その6:写真
その7:砲撃
その8:海へ
その9:そしてはじまり