「タイタンズを忘れない」は1971年にアメリカ・ヴァージニア州で起きた実話をもとに製作され、2000年に劇場公開されました。この映画では、白人と黒人の差別意識や社会の風潮が中心に描かれており、その中で高校生であるフットボール選手たちや黒人ヘッドコーチ役であったデンゼル・ワシントンらが強く逞しく成長していくという物語です。
この「タイタンズを忘れない」では、特色豊かな俳優陣もその魅力の一つとなっています。例えば超有名俳優であるデンゼル・ワシントンを中心に、「マイティ・ハート」や「60セカンズ」のウィル・パットン、スティーブンスピルバーグ監督の「プライベート・ライアン」にも出演したライアン・ハースト、その後「Dr.HOUSE」や「ER緊急救命室」といったテレビドラマシリーズにも出演することとなったキップ・パルデュー、若かりし頃のライアン・ゴズリングなど、現在でも高い人気を誇る俳優陣が脇を固めることとなりました。そこで今回は、『タイタンズを忘れない』映画の裏側!俳優たちの9つの裏話と題して、この特色豊かな俳優たちの9つの裏話をご紹介していきたいと思います。
『タイタンズを忘れない』
映画の裏側!俳優たちの9つの裏話
その1:子役からスタートした俳優人生
「タイタンズを忘れない」ではアラン・ボズレイ役として出演した、いま現在最も人気があるといっても過言ではない俳優ライアン・ゴズリングですが、彼の俳優人生は長く、子役からキャリアをスタートさせています。幼少の頃は、地元カナダのテレビシリーズなどで腕を磨き、「ミッキー・マウス・クラブ」の公開オーディションで17000人の中からレギュラーを獲得したことで、その名前は地元のみならず世界へと一気に広がることとなりました。同期にはジャスティン・ティンバーレイクやブリトニー・スピアーズもおり、同居していたそうです。
その2:「タイタンズを忘れない」以降の大成功
ライアン・ゴズリングはアラン・ボズレイ役を演じたあと、数多くのオファーを受け、順調にそのキャリアを進めていきました。特に彼をスターダムに押し上げたのは「きみに読む物語」の世界的な大成功でしょう。この映画で主演であった彼の知名度は瞬く間に広がり、史上7番目の若さでアカデミー主演男優賞に選出されるなど、その地位を不動のものとしていきました。
その3:俳優界のサラブレット
「タイタンズを忘れない」では、人種問題に揺さぶられる町のスターフットボール選手ジェリーを演じたライアン・ハーストですが、演劇学校の講師である母親と、同じく俳優である父親を持ち、幼少のころから彼の俳優としての期待値は高くありました。「タイタンズを忘れない」に出る以前は、「プライベート・ライアン」や「パッチ・アダムス」といった人気映画にも出演。この映画以降も「レディー・キラーズ」などに出演し、その実力を遺憾なく発揮しています。
その4:サンシャインは秀才で元モデル!?
この映画の中で、ヒッピー風の自由なキャラクターであるサンシャインを演じたキップ・パルデュー。彼はあの有名なイエール大学を卒業しており、当時はアメフトの選手として活躍していました。アルマーニやアバクロンビー&フィッチなどのモデルとしても活躍しており、まさに才色兼備と言えるでしょう。
その5:黒人の地位を押し上げた怪演
主演でヘッドコーチのハーマン・ブーンを演じたデンゼル・ワシントンですが、彼のキャリアも同様に長く、最初はテレビや映画、舞台で端役をこなすというだけでした。しかし、その中で頭角を徐々に現わしていた彼の転機となったのは、スパイク・リー監督作品「マルコムX」でした。この作品は世界中で賛否両論が語られ、批判も数多くありましたが、あの映画監督のマーティン・スコセッシからは「1990年代に作られた映画の内最も素晴らしい作品10本に入る」と評され、彼の評価はその一夜にして、アメリカで最も尊敬されるべき俳優にまでのし上がりました。
その6:アカデミー主演男優賞に最も近い黒人俳優
デンゼル・ワシントンは「タイタンズを忘れない」の大成功以降も数々の名作に出演を続けましたが、当時から巷ではアカデミー主演男優賞に最も近い黒人俳優と言われ続けていました。様々な体裁があり、黒人俳優への評価が厳しい中で、彼の活躍には多くの人が期待していたことでしょう。そしてついに2002年の「トレーニングデイ」の名演により、彼は黒人で史上2人目となるアカデミー主演男優賞に輝きました。
その7:幅広い舞台で活躍するアシスタントコーチ
テレビや映画に留まらず、舞台でも2度もオビー賞を受賞した経歴を持つビル・ヨースト役のウィル・パットンは、確かな演技力を持って「タイタンズを忘れない」で中核として貢献しました。彼の白人コーチとしてのプライドある演技がなければ、この作品がここまで人気を得ることもなかった、と言われています。それほどまでに彼の演技に対する経験と実績と期待が大きいことを表しています。
その8:人望も厚い名俳優
「タイタンズを忘れない」ではルーイ・ラスティック役として、人種を意識せず「みんな仲間だ」と言い、黒人の席で食事をもすること厭わない聖人を演じたイーサン・サプリー。彼は私生活でも同じように他の俳優たちとも分け隔てなく、積極的に交流している様子が伺えます。レオナルド・ディカプリオやルーカス・ハースらとは特に仲が良く、彼らのプロモーションにも個人的に同行するなど、人望も厚い名俳優です。
その9:ハリウッド期待の美人女優
エマ・ホイット役を演じたケイト・ボスワースは、近年特に人気が高い女優でしょう。まだ若さもあり、その優れたファッションセンスは、大手ブランドメーカーがこぞって広告塔として起用のオファーを出し、「スーパーマンリターンズ」や「ラスベガスをぶっつぶせ」等の映画では重要な女性役を次々とこなし、私生活では全くといって良いほどボーイフレンドが途切れたことがないともっぱらの評判です。あのオーランド・ブルームと長く交際していたことでも噂になりました。今後も引き続き活躍が期待できるハリウッド屈指の人気女優と言えるでしょう。
いかがでしょうか。
今回は『タイタンズを忘れない』映画の裏側!俳優たちの9つの裏話と題して、出演していた俳優たちの素顔に迫っていきました。この特色豊かな俳優たちの名演により、この映画は大ヒットに繋がり、また、その後の彼らの俳優としてのキャリアも大きく前進したのです。今回の記事を参考に、ぜひ新たな視点から「タイタンズを忘れない」を楽しんでみてください。
まとめ
『タイタンズを忘れない』
映画の裏側!俳優たちの9つの裏話
その1:子役からスタートした俳優人生
その2:「タイタンズを忘れない」以降の大成功
その3:俳優界のサラブレット
その4:サンシャインは秀才で元モデル!?
その5:黒人の地位を押し上げた怪演
その6:アカデミー主演男優賞に最も近い黒人俳優
その7:幅広い舞台で活躍するアシスタントコーチ
その8:人望も厚い名俳優
その9:ハリウッド期待の美人女優