カプリコン1~政府と宇宙飛行士の戦い!9つのあらすじ

カプリコン1~政府と宇宙飛行士の戦い!9つのあらすじ
『カプリコン1』は、1977年に英国と米国で共同製作された映画です。人類初の有人火星宇宙船カプリコン計画をめぐるNASAの国家的陰謀と、それに立ち向かう宇宙飛行士たちの姿を描いた壮大な物語です。この映画の影響で、アポロ計画陰謀論が話題になり、国家計画の威信を問われたNASAが、撮影協力を途中で中断したことでも話題になりました。政府の陰謀に、手に汗握る男たちの戦いが見逃せない『カプリコン1』のあらすじをネタバレを含みますがご紹介します!



 

カプリコン1
~政府と宇宙飛行士の戦い!9つのあらすじ

 


1.人類史上初の有人火星宇宙船


人類史上初の有人火星宇宙船カプリコン1の打ち上げが4時間後に迫った1月4日の早朝。船長ブルーベーカー(ジェームズ・ブローリン)、ウィリス(サム・ウォーターストン)、ウォーカー(O・J・シンプソン)3人の宇宙飛行士は乗り込み、政府官僚たちが見送る中カウントダウンが始まろうとしていました。発射3分前、突然ハッチが開かれ1人の男が現れます。緊急事態が発生したと告げただけで、何も理由を説明されず3人はNASAのジェット機で、何処かへ連れ去られてしまいます。しかし、無人のカプリコン1は、大勢の歓声の中予定通り発射されるのです!

 


2.秘密基地へ


そこはNASAの秘密基地。連れてこられたことに驚く3人の前に、NASAの計画責任者ケロウェイ博士(ハル・ホルブルック)が現れます。博士は、”3月前、カプリコン1の生命維持装置に重大な欠陥が発見された“”あのまま発射されていたら君たちは全員死亡していた“そして、今さら計画を中止することは政府としてできなかったことを3人に告げるのです。唖然とする3人にさらに、驚くべき事実が待っていました・・・。

 


3.驚くべき計画


ケロウェイ博士は唖然とする3人を秘密基地にある格納庫へと案内します。そこに作ってあったのは火星着陸船と火星の風景・・・つまり3人に火星着陸から帰還までの芝居をさせる舞台セットが用意されていたのです!そこから火星中継を行おうとする計画に、納得できず怒り出す3人でしたが、もし逆らえば、家族の命が危ないと脅されどうすることもできません。火星セットのステージで宇宙飛行の芝居をこれから続けていくことを仕方なく決意するのでした。

 


4.罪悪感に蔑まされる宇宙中継


全世界と家族が見守る中、遂にカプリコン1は火星への着陸に成功した、偽中継放送がはじまります。ブルーベーカー達の演技は誇らしげで、それを観た家族たちは喜ぶのですが、格納庫のセットで演じている彼等は罪悪感に蔑まされていました。中継に拍手が巻き起こるNASAの中でも、1人だけが浮かない顔をしてモニターを見つめる研究員がいました。優秀な研究員は、カプリコン1から送られてくる電波は、宇宙からではなく近場の砂漠ではないかと疑問を持ち始めたのです・・・。

 


5.新聞記者コールフィールド


疑惑を抱えた研究員は、新聞記者の友人コールフィールド(エリオット・グールド)に会い、あれは宇宙からの中継ではない別の場所からの経路信号だと、相談することにしました。ところが、コールフィールドがちょっと目を離した間に、彼は忽然と姿を消してしまいます。翌日も、電話をするのですがつながらず、不審に思い家に行くと、研究員は痕跡も残さず消え、見知らぬ別の女が住んでいるではありませんか!一体彼は何処に消えたのか・・・その日からコールフィールドの孤独な調査が始まるのでした。

 


6.忍び寄る政府の手


何かが隠されている!と探るコールフィールド。ジャーナリストの彼にまで、真相を隠そうと画策する狙撃やFBIを使った政府の妨害がおよびます。そんな時、博士の計画通り“火星着陸”をやってのけたカプリコン1が、大気圏再突入の際、耐熱シールドの事故で消滅する事態が発生します。ブルーベーカーら3人は、カプリコン1が消滅してしまったら、3人は死んだことになると身の危険を感じ、格納庫からの脱出を決行します!そして3人を生かしておくわけにはいかないと、NASAは刺客を放つのです!三方に分れて砂漠を逃亡する3人を捕まえるために・・・。

 


7.灼熱の砂漠


命を狙われたことで、NASAの陰謀を確信したコールフィールドは、FBIの罠で逮捕され会社を首になるものの、調査で判明した偽りの火星中継が行われていた砂漠へと、陰謀を解明するために向かいます。その時、灼熱の砂漠では、追ってくるNASAのヘリコプターから3人はそれぞれ必死に逃げていました。しかし、ウィリスとウォーカーはとうとう見つかってしまい捕えられ、ブルーベーカーにまでその魔の手は迫ってくるのです!

 


8.複葉機VSヘリコプター


灼熱の太陽の下、朦朧としながらも逃げるブルーベーカーに、NASAのヘリコプターは迫ります!もう駄目だと思ったその時、農薬散布の複葉機を雇ったコールフィールドが、生きているであろう宇宙飛行士たちを探し回り、ヘリから逃げ惑うブルーベーカーを発見するのです!ぎりぎりのタイミングで、彼を羽に乗せて飛び立った複葉機は、NASAのヘリに追われ手に汗握る空中チェイスが始まります!ブルーベーカーは逃げ切れるのでしょうか・・・!?

 


9.感動の帰還


やがて、追撃戦の末NASAのヘリは壁にぶつかり爆破してしまいます。そして、今まさに大統領臨席のなか、火星から戻る途中の事故で亡くなったと放映された、3人の宇宙飛行士たちの葬儀が始まろうとしていました。その時です!ブルーベーカー夫人の瞳に、ボロボロになった宇宙服を着て走ってくる、死んだはずの夫の元気な姿が!・・・茫然と立ち尽くすケロウェイ博士を後目に、ブルーベーカーは無事帰還を果たすのです!

 

いかがでしたでしょうか。

『カプリコン1』9つのあらすじをご紹介しました。巧みな政府の計画に抗う男たちの勇姿は、手に汗握る臨場感に満ちています!実際にNASAが協力を拒むほどのシナリオと演技で話題を集めた『カプリコン1』。ぜひご覧になってみてください。

 

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まとめ

カプリコン1
~政府と宇宙飛行士の戦い!9つのあらすじ

1.人類史上初の有人火星宇宙船
2.秘密基地へ
3.驚くべき計画
4.罪悪感に蔑まされる宇宙中継
5.新聞記者コールフィールド
6.忍び寄る政府の手
7.灼熱の砂漠
8.複葉機VSヘリコプター
9.感動の帰還