イギリスの作家J・K・ローリングによる児童文学『ハリーポッター』シリーズは、本のみならず映画も世界各国で空前のブームを巻き起こしました。その中の4巻目にあたる『ハリーポッターと炎のゴブレット』では、100年に1度行われる三大魔法学校対抗試合やハリーの恋、ヴォルデモートの復活とシリーズの中でも非常にキーとなる巻となっています。そして、そんな『ハリーポッターと炎のゴブレット』を語る上で欠かせない人物の一人がセドリック・ディゴリーです。
ホグワーツのハッフルパフ寮に所属している彼はハッフルパフ生に相応しい優しい性格で、ハリーたちより2つ年上の青年です。また、背も高くハンサムで、クィディッチではシーカーとキャプテンを兼任するなど、非常に優秀な人物。『ハリーポッター』シリーズで「ハンサム」という言葉が使われているのは、シリウス・ブラック、トム・マールヴォロ・リドルなどほとんどいません。そのことから彼がいかにハンサムかがうかがえると思います。そんな完璧とも言える青年役を演じたのは世界で最も有名な30歳以下の俳優の一人であるロバート・パティンソンです。
この役が好評され、その後ロバートはさらなる飛躍を遂げていきます。今回は『ハリーポッター』シリーズ後のロバート・パティンソンについて紹介したいと思います。
『セドリック』
ハリーポッター後のロバート・パティンソン
1.美しきヴァンパイア
ハリーポッターでのセドリック・ディゴリーを演じ注目を集めたロバートは、その後『トワイライト』にて主人公ベラ・スワンの恋人エドワード・カレン役に抜擢されました。美しいヴァンパイアと人間の恋愛に世界中の人々が魅了され、大ヒット作品となりました。ちなみに、2008年公開の『トワイライト~初恋~』で使用されている挿入歌『Never Think』はロバートが歌っています。
2.破格な出演料
ロバートは『トワイライト』シリーズの最初から最後までエドワード・カレン役を演じています。映画が大ヒットしたおかげか、出演料も破格となっています。シリーズ最終章である『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン part1』と『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン part2』の出演料はそれぞれ日本円で約22億5000万円であり、作品がヒットすればさらに約14億がプラスされる契約内容でした。このような出演料を手にできるのは、若手俳優では異例のことです。
3.広がる演技と知識
セドリック、エドワードと、容姿端麗で頭脳明晰の学生役を演じていたロバートですが、その後は画家サルバドール・ダリを演じる伝記映画に出演するなど、演技の幅を広げていっています。最近は監督業にも興味があるようで、演技の幅だけではなく映画の構成や撮影など、映画自体の知識を広げていくかもしれません。
4.最も稼いでいる30歳未満のセレブ
2010年に発表された「最もリッチな30歳以下のイギリス人スターランキング」にて5位にランクインし、2011年に経済紙にて発表された「最も稼いでいる30歳未満のセレブ」では15位にランクインしました。このランキングのトップ20はスポーツ選手とミュージシャンが独占しており、俳優はロバートと『トワイライト』ベラ・スワン役のクリステン・スチュワートのみでした。この雑誌は世界中の著名人を対象にしているため、このランキングに入るということは驚異的と言えます。
5.恵まれない子供たちの為に
ロバートは世界の恵まれない子供たちを救うチャリティー団体やチャリティー・イベントに寄付するために、様々な取り組みを行っています。2009年にはエイズのチャリティー・イベントがあり、そのためにロバートは彼の頬にキスをできる権利をオークションにかけました。また、2010年にはチャリティー団体に寄付するため、『トワイライト・サーガ/ブレイング・ドーン』の撮影地を見学できる権利をオークションにかけました。落札者とゲストに対して撮影現場の1日見学と共演者であるクリステン・スキュワート、テイラー・ロートナー、ダコタ・ファニングとの面会機会を与え、ホテルから撮影現場までVIPリムジンで送迎するという内容のものでした。
如何でしょうか。
『ハリーポッター』シリーズ、『トワイライト』シリーズと連続して大ヒットに出演しているバート・パティンソンは、若くして地位、名誉、お金を手に入れています。しかし彼は決して驕ることなく、等身大の自分を大切にし続け演技に臨み、チャリティー活動にも力を注いでいます。そんなロバートはこれからも活躍し続けてくれることでしょう。今後ますます目が離せないですね。今回の記事で、彼自身と彼の出演作品に興味を持っていただければ幸いです。
まとめ
『セドリック』
ハリーポッター後のロバート・パティンソン
1.美しき吸血鬼
2.変化する出演料
3.広がる演技
4.最も稼いでいる30歳未満のセレブ
5.恵まれない子供たちの為に